家庭菜園記録 ■ 2014年度版 今年も家庭菜園の季節になりました。カミさんが有料菜園場をキャンセルした為、狭い自宅の庭で購入したプランタンで始めました。昨年同様右も左も分からない素人ですが、何とか実りのある収穫を目指して頑張ります。 頑固者で我流のやり方です。正攻法の栽培を考えていらっしゃる方々には、多分邪道の邪道になります。 いっぱい収穫して、おいしいとトマト・胡瓜・茄子が出来ればと考えています。 昨年の繰り返しですが、家庭菜園は土作りに終始します。病気対策・水やり・肥料などが関係しますが何はともあれ土です。今年は、下図の段取りで進めています。土は砂利を含め5段重ね手法です。かき混ぜしないです。 ・ 深めのプランタンに、一気構成です。下から、玉砂利・鶏糞・牛糞・配合肥料・普通の土です。 ・ 鶏糞はあまり入れすぎないのがベストですが、無視です。とにかく背丈を延ばすのが先です。最終4mまで延ばして摘心 (先端を切る事)する予定です。 ・ バッドグアノ(天下の宝刀・コウモリの糞)であとから実がつくように対策します。昨年経験しました。P リン酸 (phosphate)がかなり強いので確実に実が付いて、おいしくなります。 肥料の三大要素のおさらいです。 N 窒素(Nitrogenous) ... 枝・葉を茂らせます P リン酸(phosphate) ... 花・実つきをよくします K カリウム(Kalium) ... 茎・根を丈夫にします N:P:K = 6:6:6 の基本配合は昨年同様で変化無しです。 今年の家庭菜園栽培構想です(手書きの汚い字で申し訳ありません) ● 最初の定植 上図のプランタン構成で苗を植えました 。今年は、あんどん(苗のまわりの囲い)無しで敷藁しました。 藁は、保温と泥はねによる病気予防に役立ちます。 ● 買ってきた苗 近所の農芸屋(岐阜県)で購入した苗です。左から四川(胡瓜)・筑陽(茄子)・ジャンボ(トマト)です。 ● 定植5日後の様子 とにかく肥料がきいてます。あっという間に成長します。病気にも強いです。 ● 定植8日後の様子 胡瓜のみネットを貼りました。上方向に伸びていませんが、横方向に伸びてます。 ● 定植11日後の様子 かなり大きく育ってきました。 ● 定植2週間後の胡瓜の様子 病気に強いと言いながら、雨により胡瓜がうどんこ病となめくじ被害にあいました。薬対策です。胡瓜は花がさき実がなりました。 ● 定植2週間後の茄子の様子 茄子の葉っぱが異常に大きいです。N(窒素)過多になってます。紫色の花が咲きました。長花柱花 [雌蕊(めしべ)が雄蕊(おしべ)より 長い] ので正常です。 ● 定植2週間後のトマトの様子 トマトの花が咲きました。実はぽつりぽつりですが、気にしていません。後からバッドグアノを入れますので確実に実がなってきます。 ● スイカ定植(トマト、茄子、胡瓜の定植後から10日遅れて植えました) スイカの土は、PH7.0の中性に持ってきてます。ここがキーポイントです。 ● 使った肥料とうどん粉病・ナメクジ対策 肥料は神経質になる必要は無いですが、おいしい実を沢山つけるにはバッドグアノしかないと考えています。 牛糞・配合肥料(N:P:K =6:6:6)です。化成肥料は嫌いなので使用しないです。 スイカ対応の土です。PH7.0の土をお勧めします。 液肥です。最初はこれでもかこれでもかと肥料を入れます。メネデールは肥料でなく、活性剤です。 バッドグアノです。これ無しでは私は家庭菜園が出来ないです。 ■バットグアノとは? ◆高品質なインドネシア産バットグアノです ◆土に優しい純天然有機肥料 土壌を酸化しない 含有成分フミン酸の働きにより土壌でリン酸固定を防ぎ、大幅なリン酸吸収効率をアップさせます。 多めに施肥しても濃度障害がない 固定リン酸過剰土壌で肥効を発揮! 連作による地力の低下を防ぐ 無臭だから、農作業者や周辺住民に不快感を与えない
■ク溶性リン酸とは リン酸はそのままでは吸収されにくいものですが、マグネシウム(苦土)を与えることにより相乗効果 で吸収されやすくなります。マグネシウムには根が自ら分泌する「根酸」というクエン酸を増やす作用が あり、このクエン酸は溶けにくい養分を溶けやすい形にする働きがあります。バットグアノに含まれるク 溶性リン酸、ク溶性ホウ素は「クエン酸で溶ける」という意味です。つまり根に触れることによって吸収 するリン酸、ホウ素という意味です。バットグアノにはもともとマグネシウムも多く含まれていますので、 これらク溶性リン酸・ホウ素をよく溶かし他のリン酸肥料より吸収しやすいという特長があるのです。 うどんこ病とナメクジ大対策の薬です。うどんこ病は昨年収穫最期でかかってしまい全滅になりました。 ● 6月初旬の様子 黒西瓜はかなり大きくなりました 大玉トマトも順調に育ち、花や小さな実がなってきました。窒素過多ですが背丈を延ばす為にはこの手法で良いと考えています。 茄子は窒素過多で葉っぱばかり大きいですが、しばらくの辛抱です。実がなってくるのが楽しみです。 胡瓜は背丈が2m近く人なりました。実が少しづつ増えています。 ● 6月22日現在の様子 黒西瓜は水平方向に伸びてきました。 大玉トマトは、窒素過多ですので茎と茎の間隔は長目です。鈴なりとはほど遠いですが、最終垂直方向に4m以上伸びますので収穫はあります。 ナスも窒素過多で葉っぱのみ大きいです。気にする程ではないです。最終実が沢山なります。 胡瓜は2本おいしく頂きました。新しい胡瓜に実が次々出来てます。豊作の予感がします。最終5mまで延ばします。 多分、胡瓜はカボチャの元木に接ぎ木したのでしょう。胡瓜からカボチャが出てきました?? ■ 2013年度版 家庭菜園については、右も左も分からない全く分からない素人です。悪戦苦闘の末なんとかそれなりの収穫があ りました。皆様のご参考になればと紹介致します。 家庭菜園では、廻りにご年輩の方々がおられますのでいろいろ意見を聞くのも良いかもしれません。私は頑固者ですので聞いても聞き 流ししました。 家庭菜園は土作り終始すると言っても過言ではないです。病気対策・水やり・肥料などが関係しますが何はともあれ 土です。苦土石灰などをまいてじっくり土を作成される方もいらっしゃいますが、私は気が短いので、
・ ざくざくっと、土をほり起こす。 ・ 深めの位置に、肥料を一気にいれました。鶏糞・牛糞チャンポンです。 鶏糞はあまり入れすぎない様に注意しましょう。大玉トマトで大失敗しました。茎だけ太くなり実がつきにくいです。 肥料は、三大要素があります。 N 窒素(Nitrogenous) ... 枝・葉を茂らせます P リン酸(phosphate) ... 花・実つきをよくします K カリウム(Kalium) ... 茎・根を丈夫にします これをどのように混ぜ合わせるかが重要です。通常 N:P:K = 6:6:6 と頭の中に入れればOKです。 ・ 後は鶏糞・牛糞の上に、日曜雑貨センターで買ってきた培養土や安い袋入りの土を乗せました。 化成肥料はカミさんが嫌いなので、有機肥料のみを使用してます。 A 分かった事の羅列です ・ 4・5月ごろは夜気温が下がります。水のやりすぎは禁物です。また苗の周りはあんどんで囲う方策がベストで す。なんでも良いです。周りをグルッと一周囲えば良いです。 ・ ナスの短花柱花は相当あせりましたが、結果自然界にいる虫たちがわんさと来ますのでそのままにしておきま した。ぼっちゃんカボチャもそうです。虫たちにお願いしておけば自然に受粉します。ナスは、長花柱花がGOOD です。要するに雌蕊(めしべ)が雄蕊(おしべ)より長ければよいのです。 ・ 大玉トマトは、窒素やりすぎはだめです。鶏糞は少な目が良いです。窒素やリ過ぎは根元に小松菜を群生させ るやり方がありますが、アブラムシの餌食になります。やめました。大玉トマトは窒素が多いと茎が太くなる。 ・ トマトは完熟間に雨にあたると確実に実が割れます。上部を雨がかからないように覆う事をお勧めします。 ・ 夏頃は、オオタバコガとかタバコガが来襲します。袋(台所で使用している 水切り袋で良い)を実に被せることを お勧めします。オオタバコガは、ブーーンとものすごい勢いで夜攻めてきます。対策なしで全滅になります。 ・ 茄子は、綺麗に仕上げるには 3本仕立てがあるそうですが、完全に無視しました。ジャングル状態でも手入れ をすれば収穫問題なしです。 ・ きゅうりも摘心があります。私は 摘心なしです。 2m前後で水平方向に向きをかえました。結果、300本ぐらい 収穫できました。 ・ 敷き藁は売ってますので、買ってきて根元において下さい。水の跳ね返り防止に役立ちます。 ・ いろいろ言われる方がいらっしゃいますが、 バッドグアノは ”天下の宝刀”と今でも思っています。実の付き方 が全然違います。 トマト・きゅうり・スイカ・タイガーメロン などバッドグアノなしの物と比べれば一目同前で分か ります。 リン酸グアノ も使ってみましたが、 バッドグアノには勝てないです。リン酸分が強烈に高いので実に相 当の栄養分がいきます。 ・ トマトはみずやりはあまり必要ないといわれる方がいますが、 私は違うと考えました。 根元の土が乾いてきた ら適時給水しないとダメです。 収穫前もほとんど水やり必要ないと言われましたが、 やはり 適時保水する必要 があります。 ・ スイカやメロンは中性土壌が良いです。私は、みのりちゃん培養土を使いました。 PH7(ペーハなな)が中性で す。その数値より低い値が酸性、高い数値がアルカリ性になります。 ・ 秋頃は、根から栄養を吸収しにくいです。葉面散布材(液体)を葉っぱに直接ふりかけると効果があります。 ・ モグラは強敵です。 ペット風車も音慣れしてまったく効き目が無いです。 ミントを水に浸し煮て定期的にモグラ の穴に流し込むと効果があります。おかげ様で、さつまいもは被害もなく無事収穫できました。 ・ 総じて茎が丈夫になってきたら八の字結びでしっかり支柱に固定するのが良いと思いました。風が強いと茎が 折れます。私の場合、大玉トマトは2.5mまでのばしましたので固定するのに一苦労です。 ・ スイカの場合、整枝が必要です。小玉スイカで、15~20で整枝しましょう。子づるは4本に伸ばします。ぼっちゃ んカボチャで大失敗しました。ほったらかしたら伸び放題で収拾がつかなくなりました。 ・ トマトの”押し木”は、元茎が勢いがあるうちに対応したほうが良いのではないでしょうか。 ・ うどんこ病は、最終手の打ちようがないです。酢を薄めた物や 次亜塩素酸で対応しましたが所詮他人の畑か ら空中で菌が飛んできます。周りの菜園者が対応しない限りほぼ対策は出来ないです。 ・ トマト黄化葉巻病は怖いです。私の畑は大丈夫でしたが他の菜園をしておられる方の畑で多発 してました。こ れもばさり切り落とすしか方策はないでしょう。 まだいろいろありますが、追ってまとめます。 基本ですが、 ・ きゅうり 、 かぼちゃ 、 スイカ は、ウリ科になります。 ・ ナス、トマト、ピーマン、シシトウ、トウガラシは、ナス科になります。 ・ さつまいもは、ヒルガオ科です。 来年は連作障害を考えなければならないです。コンパニオンプランツも世間では言われてますので一考すべきか と考えています。 左の荒れ地をエイヤーと耕しました。右側はあんどんで苗を囲ってます。春先は、夜底冷えしますのでこの方法 お勧めします。 ぼっちゃんカボチャの収穫までの一連の流れです。上段真中は人口受粉させた札です。最終人口受粉 は必要ないです。蝶や蜂が受粉させます。最下段はうどんこ病にやられてきた写真です。最終うどん こ病で全滅になりました。 茄子、トマト、菜園全体の写真です。トマトは雨よけ対策でアングルを組みビニールで 上部を覆いま した。 背丈はおおよそ2mになってます。 タバコガ強敵です。流しでつかうストッキング袋で覆ってます。完全に防御できました。 収穫した茄子、きゅうり、トマトその他です。結構見栄えのある収穫でした。素人としては花丸です。 スイカ栽培の一連の流れです。空中栽培で欲張りました。一番下は炭素病の写真です。幸い収穫後で したので事なきを得ました。 ごうや、つるむらさき、さつまいもです。カミさんといっしょにあれこれ随分欲張って栽培しました。 12月中旬でのナス・トマトです。さすがに弱ってます。トマトは寒さに弱いですね。 秋野菜です。寒いと調子悪いので秋から冬は苦手です。レタス・ブロッコリ・キ ャベツに挑 戦しました。 1年生の私、今年はこれで終わりにしたいです。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- ● 動画 画像をクリックすると再生します 5月ごろの畑です 夏期の畑です 10月頃の畑です 12月頃の畑です 秋野菜の畑です |