Page 26 - 第4部応用事例編ver60_Neat
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ICカードアンテナ周辺回路構成 A図 シミュレーション回路 H図 C11とR22合成インピーダンス
A ・C11の働き
復調データ信号の増幅シミュレーション波形 C11(C15)のコンデンサは、R22に
E図にシミュレーション波形を示す。出力波形が出ないの 並列に入っているので電圧増幅度計
でC13の容量を1μF→0.1μFに変更したシミュレーション 算式のRCが周波数によって変化する
波形をF図に示す。Q5のコレクタ電圧はダイオードD7とD8ス 事になる。R22とC11の合成抵抗をH
ライサの影響でスライサのダイオード順方向電圧の2倍以 図に示す。データの212BPSの周波
上に増幅されるとQ5のコレクタの負荷が重くなって増幅度 B 数では増幅度は変化しないがキャリ
が抑えられ、結局スライス電圧に抑えられる。 アの13.56MHz時では合成インピー
ダンスが減少して増幅度が小さくなっ
てくるように選定されているので13.
56MHzを落とす働きをしている。
E図 シミュレーション波形(C13=1μ) F図 シミュレーション波形(C13=0.1μ) G図 シミュレーション波形(C13=0.1μ)
Q5コレクタ電圧波形 Q5コレクタ電圧波形 B 電圧波形
Q5ベース電圧波形 Q5ベース電圧波形 Q6コレクタ電圧波形
A 電圧波形
C13の電圧 Q5エミッタ電圧波形 C13の電圧 Q5エミッタ電圧波形