Page 21 - 第4部応用事例編ver60_Neat
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ICカードアンテナ周辺回路構成
受信回路
カードから送信される信号は、マンチェスタ符号化され212kBPSで負荷変調されて送信される。負荷変
調された磁界変化が受信アンテナコイルに誘導される。(シミュレーションのためにアンテナコイルに誘導
された振幅変調信号を生成している。)
・振幅変調(ASK)信号源 シミュレーションのために生成
・全波整流回路 受信した信号を全波整流して直流信号になおす。これにより振幅変調された振幅の差
は直流レベルの差に変換される。直流レベルの差は、整流により正方向の信号と負方向の差動信号にて
得られるのでこれを差動増幅回路で増幅する。
・差動増幅回路 振幅変調されたASK信号の振幅の差部分を差動増幅器で増幅する。増幅された出力
信号はASK信号データ部分を抽出するために変化信号の中心部分のみ(AC結合により)切り出す(スライ
サにより)。
・2段増幅回路 ASK信号データ部分をさらに増幅して信号の振幅中心付近を抽出するために増幅→
AC結合→スライスを繰り返す。
・LPF フィルタ212kBPSの信号のみ通過させ漏れてきたキャリアの13.56MHz成分を阻止
する。
・シュミット回路 コンデンサにより鈍った波形をデジタル信号に変換する。
LPF 差動増幅回路 20V A シュミット出力信号
F V(U1:OUT) シュミット入力信号
K IJ 0V
L GH SEL>> B
-20V
全波整流回路
1.0V
0V
-1.0V V(R31:2) 2段増幅出力
スライサ 2段増幅回路 LPF 8.0V C
E DC
6.0V D
V(R22:2) V(Q6:c) 差動増幅出力
4.0V
E
2.0V
0V F
B -2.0V VC(Q1) - VC(Q2) V(C9:2)全波整流出力/LPF出力
A -4.0V G
200mV
シュミット回路 0V J H
-200mV I
1.0V V(R3:1) LV(R4:2) V(C3:1) V(C4AS:K1信) 号
0V K
-1.0V
48.83us 52.00us 56.00us 59.74us
V(R1:1) V(R2:1)
Time