Page 19 - 第4部応用事例編ver60_Neat
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ICカードアンテナ周辺回路構成 A図 B図 C図
ブリッジ型バランの動作1 直列共振 直列共振 5.4
ブリッジ型バランの出力側がオープンの場合は、A図の様にC1・L2及びL1・C2 並列共振
の直列共振回路が二つ存在する。直列共振では共振時にインピーダンスが最 8.6
小となる。
この直列共振回路は平衡な信号源回路を受けて平衡回路を構成する。(平衡 3.2
回路は往復する電流値が同じである回路が平衡回路であるので)。
直列共振回路の中点に負荷を接続するとC1・R3・L1及びC2・L2・R3の並列共 8.6 並列共振(正の半サイクル) 並列共振(負の半サイクル)
振回路を構成することになる。並列共振動作のあるタイミングでの各部の電流 5.4 3.2
をB図に示すが並列共振電流が流れている。
C図には正の半サイクル、負の半サイクルでの電流の流れを示す。正と負で上 並列共振
と下の共振回路が交互に動作するので全体では1つの並列共振回路があると
考えれば良い。 060206 seigou R1 1 1
2 C1
R3 11.8 1 180p 2 L1 I
0.000001 0.82uH
L1 8.6 V1 I
L2 8.6 DC = 0
R1 5.4 AC = 1 I
TRAN = sin(0,1v ,13.56MEG)
C1 3.2
C2 3.2 1 2 output
L2
I 1 1
C2 I R3 I
0.82u 50
2 2 180p
2
R2
12
0.0I 00001
0