Page 15 - 第4部応用事例編ver60_Neat
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ICカードアンテナ周辺回路構成 直列共振回路は、共振インピーダンスがゼ
不要輻射について ロになることを利用して第2高調波で共振さ
せてベースへの入力を阻止させる。
ベース回路に直列共振フィルタ挿入の場合 伝達特性をグラフに示す。
ベース回路に直列共振回路(第2高調波で合成インピーダンスMin)を入
れて第2高調波のベース電流を制限してみる。
060301 11 1 I 11.00V 1
splias2 2.2uH L4 C5 22p
L5
11Vdc I
2.2uH
直列共振回路 R8I 並列共振の伝達特性(前頁)
共振周波数は第2高調波
0 2 L3100k 11.0R05V 2
R6 12
11.00V 0.7uH 1
I I 11.00V
100 5.000V C3 Q1 Q2
L1
V1 = 5 12 1 C1 C2 I
0V II I
5.000V 5.000CV60.01u
L6 270p 0 270pQbreakN
V2 = 0 2.2uH QbreakN 0
22uH
TD = 0 16p
0
TR = 1ns 242.0pV
TF = 1ns 0 R7 R4
PW = 37ns 2
PER = 74ns5.000V 0 11
100 C4 0
L2 2.2uH 1
L7
1 2 0.01u 0V
V6 22uH
V1 = 5
V2 = 0 C7
TD = 37ns
TR = 1ns 16p
TF = 1ns 0
PW = 37ns
PER = 74ns 0 2
0
4.98mA 基本波 基本波 R7及びIB(Q2)のスペクトラム
3.75mA R7 4.06mA
IB2 0.866 第2高調波 第3高調波
R7 1.24mA R7 2.15mA
IB2 0.146 IB2 0.26
2.50mA 第3高調波
1.25mA 第2高調波
SEL>> I(R7) IB(Q2)
0A
基本波 基本波 第2高調波 第3高調波
300mA L3 246mA L3 L3 3.5mA
C1 171 0..281mA C1 24.3
200mA C2 172 C1 18.4 C2 24.3
Q1 85 C2 18.3 Q1 24.3
Q2 85 Q1 17.4 Q2 24.3
Q2 17.4
100mA
第2高調波 第3高調波
0A
1.1MHz 40.0MHz 80.0MHz 101.6MHz
I(C1) I(C2) I(L3) I(C5) I(R5) I(L5) I(L4) IC(Q1) IC(Q2)
Frequency
・並列共振フィルタに比べるとききがわるい。
Microcapの伝達特性に示すように減衰レベルが並列共振の方が良いためと考えられる。
これは前後のインピーダンスの大きさがフィルタ特性に影響しているためと考えられる。