Page 9 - 第4部応用事例編ver60_Neat
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非接触ICカード応用システム バックオフィスシステム ・非接触ICカードへの電力の給電と通信
ICカード管理サーバー 収入管理サーバ リーダライタのアンテナコイル(一次巻き線)から送出された磁力線は、IC
・非接触ICカードの応用システムの構成例 カードに内臓されるアンテナコイル(二次巻き線)と鎖交すると電磁誘導作用に
非接触ICカードを電子乗車券として使用する鉄道での応用 よりICカードのアンテナコイルに誘導起電力が発生する。この誘導起電力を整
システム例を示す。自動券売機でチャージして何回も繰り返 流して直流に変換しICの電源とする。リーダーライタからの通信は磁力線の大
し使うことができるがそれらの金額を集計し管理するために きさを変化させる振幅変調を行えば、ICカード側で誘導起電力の振幅の変化
バックオフィスシステムとの連動が不可欠でICカード、ICカー から送信データを識別することができる。
ドリーダライタを使った端末とのネットワクシステムとして構成
し運用される。
アンテナ駆動部 整流
ア ア +
ン
ン テ -
ナ
~ テ コ
13.56MH イ
ナ ル
コ 磁力線
イ
ル
駅集計機 リーダ・ライタ ICカード
・ICカードからリーダ・ライタへの通信
リーダ・ライタのアンテナコイルとICカードのアンテナコイルは、変圧器の原
理でインターフェースされている。ICカード側はリーダーライタから見ると二次コ
イルと考えることが出来るが二次コイルの負荷電流が変化すると当然リーダラ
イタ側のアンテナコイルである一次コイルの電流も変化することになる。ICカー
ド側からリーダライタに送信するデータに従って強制的に負荷電流を変化して
やるとリーダライタ側のアンテナコイルの電流もそれに従って変動するのでそ
の変化からデータを識別することができる。これを負荷変調と呼ぶ。リーダーラ
イタからデータを送っているときに負荷変調を行うとデータが衝突するのでどち
らか一方が通信を行う。(半2重通信)
改札機 簡易改札機 積増機 券売機/精算機 リーダ・ライタ ICカード
アンテナ駆動部
・非接触ICカードとリーダーライタ構成例
非接触ICカードの中に書き込まれている情報 ICカード
を読み出したり、又ICカードの中のデータを書
き換えたりするためにICカードリーダ・ライタが ~
使用される。このリーダ・ライタはICカードへの
電力給電と通信を行うインターフェースが内蔵 アンテナ 13.56MH 磁力線
されている。
ICカードリーダ・ライタのアンテナからは13.5 デー
6MHzの高周波の磁力線が発生しているの
で、アンテナ近傍にICカードが近づくとICカード データに追従した電流変化
に内蔵されたアンテナコイルに誘導起電力が
発生する。また13.56MHzの高周波の振幅を
変化させる振幅変調でホスト側からのデータを
ICカードに伝える。
このインタフェースは電磁結合で変圧器(トラン
ス)と同じ原理である。