Page 8 - 第4部応用事例編ver60_Neat
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非接触ICカード                                                  Felica(Sony登録商標)
                                                           Sonyが開発したカードで鉄道・交通カードのデファクトスタンダードといえる。このカードを使って
・非接触ICカードの構造                                              JR東日本のIC乗車券Suica/JR西日本のICOCA(イコカ)/スルットKANSAI協議会のPiTaPa(ピ
                                                          タパ)/コンビニ電子マネー Edy などに、使われている。
 一般的に約 0.2mm 圧のプラスチック                                    他のTypeに比べ通信スピードが早いのが特徴でSuicaの場合自動改札機の扉の開閉を含
  シートを4枚貼り付けられている。                                        めた処理時間は、0.1秒(磁気カードの場合0.7秒)と言われる。
  :インレットシート
  内側の2枚のシート
  コイルは数ターンで印刷やエッチングで製
  作してICチップを接続して搭載
  :オーバーレイシート
  外側の2枚のシート
  図柄を印刷

 カードの大きさ
  85.46mmX53.92mmX0.76mm

・ICチップのブロック構成             ICチップ

 :リーダーライタから出される、13.56MH
 zの磁力線をアンテナで相互誘導作用
 により受け取りマイコンの電源とす
 る。
 :磁力線に重畳されたコマンド信号
 を抜き出してマイコンで対応する処
 理を行う。
 :処理結果などを負荷変調してアンテ
 ナコイルからリーダライタに返信する。

・非接触ICカード用リーダ・ライターの構成             ・一次発行                   ・二次発行             Felicaの構成
:非接触ICカード用リーダ・ライタは、ICカードに電       ICカードとして基本動作に必要なOSやアプリ  ICカードに個人情報の書き込み、  ・リーダ/ライタ
力を供給し、決められた通信手順(プロトコル)に           ケーションの書き込み、メモリーの配置、ID番  カード面に個人情報の印刷、写真焼   パソコン等コンピュータシステムに接続され
従ってICカードとの間でデータ伝送を行う。             号の設定などを行う。              付けなどを行う           たコントローラで、送信信号をアンテナ経由
:コントロール部                                                                    でカードに送ったりカードからの信号を読み
マイコン制御によりICカードからのコマンドデータ                                                    取ったりする制御回路。
に従ってデータ処理を行う。                                                               ・アンテナ
:電波インターフェース部                                                                 送信データで13.56MHzを変調した高周波
アンテナから13.56MHzの高周波磁力線を発生し                                                   電流をアンテナコイルに流し磁力線を発生さ
てICカードに電力を供給する。又マイコンからの                                                     せる。カードから返信される信号(負荷変調)
送信データを変調してアンテナからデータを送                                                       を検出して制御回路に伝える。
信、ICカードからのデータを復調するなど変復調                                                     ・ICカード
器(モデム)と考えることができる。変調復調には                                                      リーダ/ライタから発した磁力線によりIC
DSPなどが使用される事がある。                                                            カード内のアンテナコイルに誘導起電力が
                                                                            生じる。これを直列共振回路で共振させて昇
非接触ICカードが使えるまで                                                              圧した後、整流して直流に変換してマイコンI
・ホワイトカード                                                                    Cに給電する。また変調された信号を抜き出
ICカードメーカで製造されたばかりで、ICカードのマイコ                                                してマイコンで処理を行う。返信データは負
ンにアプリケーションプログラムや情報データが、何も書                                                  荷変調によって逆の相互誘導作用にてリー
き込まれていない状態を言う。このままではICカードとし                                                 ダ/ライタに返送する。
ては使えない。
 ICチップにアンテナコイルを接続し、ラミネート、型抜
き、張り合わせ、検査、製造者ID等を記入して印刷した
状態のICカード
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