Page 17 - 第4部応用事例編ver60_Neat
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非接触ICカードの通信インターフェース基本技術                                         振幅変調の例                                            ASK
                                                                 トランジスタの増幅度は次式
変調                                                              で表すことができる。
 リーダ/ライタからICカードにデータを伝達するために磁
界を変化させて伝える。磁界の変化にもその振幅、周波                                          Av≒ R 2
数、位相を変化させるなどの方法がある。これらの変化を                                                R1
送りたいデータに従って変化させることを変調と言う。変
調されていない元の信号を搬送波(キャリア)と呼ぶ。キャ                                     ベースバンド信号でR1を変化
リアを変調する信号をベースバンド信号と呼ぶ。又                                         させると増幅度が変化し振幅
 アナログ情報を伝送する変調をアナログ変調                                           変調信号が得られる。
 デジタル情報を伝送する変調をディジタル変調
と言われる。                                                                                                       搬送波

アナログ変調方式                      デジタル変調方式

振幅変調    AM(Amplitude Modulation)   ASK(Amplitude Shift Keying)

周波数変調   FM(Frequency Modulation)   FSK(Frequency Shift keying)

位相変調    PM(Phase Modulation)    PSK(Phase Shift Keying)

振幅変調 ASK                                                        ベースバンド信
 ディジタル信号の2つの状態(1,0)によってキャリアの振幅を変化さ                                 搬送波
せる方法言う変調。
変調度 振幅変調の割合を変調度と言い変調されてないキャリアの振                                    ベースバンド信
幅とに対する変調分の振幅を%で表す。変調度mは、
                                                                   ASK
          m = a − b ×100[%]
                a+b                                                                               エミッタ電圧

振幅変調の構成
 振幅変調は抵抗の分割比を変
化させる事で発生できる。
 ベースバンド信号で抵抗の分割
比を変えることで図の様な構成で
得られる。ASK100%の場合には
搬送波が途切れることになる。非
接触ICカードは、この搬送波を受
けて整流してICの電源として使用
するので搬送波が途切れないよう
に10%変調で使用される。
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