Page 15 - 第4部応用事例編ver60_Neat
P. 15
非接触ICカードの通信インターフェース基本技術 ・アドミタンスチャート アドミタンスチャート
アドミタンスと反射係数との関係を図表
インピーダンス整合スミス・チャート 化したもので、スミスチャートを上下、左右
とも反転させた形。スミスチャートは50Ω
高周波回路では、部品や回路のインピーダンスが周波 同軸ケーブル 整 ア で正規化するがこの場合は1/50で正規
数によって大変複雑に変化する。 合 ン 化する。
変化の激しいインピーダンスの奇跡は、スミス・チャート 特性インピーダンス 回 テ Y=G+jBで表されるコンダクタンスとサセプ
によって一目で分かるように表すことができる。面倒なイ 50Ω 路 ナ タンスを正規化してプロットする。
ンピーダンスの計算をしなくてもインピーダンス変換を幾 等コンダクタンス円
何学的に求めることができる。 ▽ ・円を上下に二分している直線は、コンダクタ
ンスの軸で左端が∞で右端が0になる。こ
スミスチャートは、インピーダンスと反射係数との関係を図表化したもので直列回路の取り扱いに適している。 の軸と交わる円を等コンダクタンス円と呼ぶ。
等サセプタンス円
並列回路を取り扱う場合はアドミタンスと反射係数との関係を図表化したアドミタンスチャートが便利である。 ・チャートの外周円はサセプタンスの軸
さらにスミスチャートとアドミタンスチャートを重ね合わせて描いたものをイミタンスチャートと呼ぶ。 で、コンダクタンスが0の点でサセプタンス
も0、コンダクタンスが∞の点でサセプタン
スも∞になっている。チャートの上半分が
サセプタンス成分が負の成分で下半分が
正の領域である。外周と交わる円を等サ
セプタンス円と呼ぶ。
・イミタンスチャート
直列回路だけとか、並列回路だけの回路では実用的でないのでスミスチャートとアドミタ
ンスチャートを重ね合わせて描かれたイミタンスチャートが使われる。
・スミスチャート スミスチャート ・反射係数
0~+∞の抵抗成分と、-∞~+∞のリアク チャートにプロットした点と、中心との距離で
タンス成分の和で表されるインピーダンスを全 反射係数を又、角度で位相を表すので、プ イミタンスチャート
て表すことが出来る。 ロットした点のインピーダンスを持つ回路に5
インピーダンスをチャートに記入するときは50 0Ωの伝送線路を接続した時の入射波と反射
Ωで正規化して記入する。正規化は 波の関係が分かる。インピーダンスが円の中
インピーダンスの抵抗成分、リアクタンス成分 心にあるとき反射はゼロでインピーダンスが5
を基準となる特性インピーダンス50Ωで割る。 0Ωで整合していることになる。
等レジスタ円
・円を上下に二分している直線は、抵抗値の軸
で左端が0で右端が+∞になる。この軸と交わ
る円を等レジスタ円と呼ぶ。
等リアクタンス円
・チャートの外周円はリアクタンスの軸で、抵抗
が0の点でリアクタンスも0、抵抗が+∞の点で
リアクタンスも∞になっている。チャートの上半
分がリアクタンス成分が正の成分で下半分が
負の領域である。外周と交わる円を等リアクタ
ンス円と呼ぶ。